7日目

そのⅢ
 
 ~ ソルド・ラ・ベイ~



1415分バス
1515分 ソルド・ラ・ベイサン・ジャン修道院 Sorde-lAbbaye   Abbaye Saint Jean
http://www.centrecultureldupaysdorthe.com/le-pays-d-orthe/sorde-l-abbaye 

ここもまた サンチャゴ巡礼路の途上にある。トゥールの道

4世紀のガロ・ロマンの跡に11世紀に建てられたもの。
1663年 サン・モール修道会再建。その頃の物が一番古い。1781年 革命で修道士追放、
1811年、 ナポレオンが通って壊したものも多い。
1814年、病院として使用。敵が使わないよう破壊。その後買った人の子孫が町に贈与。 
1998年 世界遺産 

   
   
   
   

全体が分かるようにように、あとで教会に入ったときに見た模型の写真を先に載せる 。最初の写真は 下右写真の白いところあたり

   
   
 
 

案内を待って、直ぐに教会に入るのかと思ったら、修道院の方に入った。最初の部屋はもと食堂だったところで、墓石が沢山あった。
円形で中に十字が刻まれている。バスク地方に多い形だそうだ。大理石の柱も展示されていた。

     
   

回廊だったところに出る。村人が石を持っていき柱が一本のこっているだけ。

 
 中庭、回廊の柱とアーチの跡が 壁に残っている

その向こう17世紀の修道院の廃墟の向こうのテラスからオロロン川を見る。

   
   

川の一部を運河のようにしてある。堰は12世紀に修道士がつくったそうだ。

    
 右側、草の生えている下に地下室がある
 
 

川では鮭がとれた。中の島は13世紀から畑で現在はキーウイが栽培されている。
テラス地下に行く。

   
 左が川、 右には倉庫がずらりと並んでいる(配置図からすると15室)  

   
地下が川の高さ   船が着く場所だったところ

底の平たい船が直接着けるようなっている。穴倉のようなところは倉庫。倉庫の数が多い。修道士たち食糧もあるが巡礼をもてなすためもあって沢山必要だったという。

   
 倉庫(こういうのがずらりと並んでいた)  右奥は 流し台

   
   階段をおりて

もう一段下には、いけす や井戸。ここは本当に真っ暗。狭いので順番に降りていった。写真もPhotoshopで明るくしたもので そうでなければ真っ黒だった。

   
   

非常に面白かった。修道院廃墟で養魚場くらいは見たことがあったが、食糧などを運びこむ船着き場や倉庫を見たのは初めて。倉庫の多いことにもびっくりした。巡礼者に供するため、との説明があったが修道士さんたち、けっこうおいしいものをおなか一杯召し上がっていらしたのでは?なんて邪推をしてしまった。30分ばかり見学をして外に出て(修道院のガイドはここで終わり)教会に入る。

教会の入口には 木の屋根がかけられている。 

   
   


入口の彫刻。元は彩色されていたらしい。キリストの顔はない。

   
 ロマネスクの北扉口  向かって右に鳥がいるように見える、ということは 鷲で
 四福音書記者に囲まれる栄光のキリスト像があったと思われる
   
 内部は ゴシック  石棺?

この教会で観るべきものは アプシスの床モザイク。⒒ないし⒓世紀のもの。

   
   

 
  

16時25分~17時25分 バスでダックスへ

そのⅣに続く