一人旅の準備


5月半ばに、この夏の旅行の目的地を、ウエールズ・コーンウオールと決めて、ユーラシア旅行社に申し込んだ。その際、申し込み書にできれば3日くらい延泊したい旨、書いておいた。
6月7日に旅行社から、帰りの20日の航空券がとれた、との連絡がある。
この時点ではまだツアーの催行は決定していない。しかし、一人で泊まるホテルをネットで検討しはじめる。
方針は8月17,18日は自分でとる。19日は、スーツケースを預かってもらう関係上、ツアーで16日に泊まるホテルと同じにしたいので、旅行社に、追加の一泊をお願いする。
全部おまかせ、という手もあると思うが私には時間が充分あるので、ネットであれこれ迷って探す楽しみを捨てたくないのだ。

まず、一人旅の三日間に、何処に行くことにするか決める。
どうしても行きたい町はリンカーンとウインチェスター。ロンドンからだと、北と南西で方向が全く違うので、時間的に可能かどうかをまず調べる必要がある。所要時間、交通手段を知るためには 鉄道のサイトにはいる。
National  Rail Enquiries 
  http://ojp1.nationalrail.co.uk/JourneyPlanner.asp?&T2ID=1938_200662362124

 これで、出発地、目的地などを打ちこんで調べる。値段もでてくるのだが、これがやっかい。早期予約割引とか、レイルカードが必要とか。それにしても割引なしだとイギリスの鉄道料金は随分高い。 
所要時間を調べているうちに、行けるなら行きたい、ピーターバラ、ソールズベリーも可能であることが分かってきた。
ここで、もう一度『イギリスの大聖堂』や『グリーンマン』の本を読み直す。また。ネットで、イギリスのロマネスクのサイトをみつけ、それらを見ながら、目的地を再検討。
さらに、思いついて、英語で教会の名前を打ち込んでみる。<グーグル検索>。なんと、教会がホームページを持っている。教会によって、さまざまだが、その教会の歴史や、写真、行き方、設備、開いている時間など、詳しく載っている。これは大いに参考になった。
検討した結果、ピーターバラはロンドンから近いので、リンカーンとノッティンガムの中間にある、サウスウエルに変更。またウインチェスターから、ソールズベリーに行く途中、ロムズイにも寄るのも面白そうだと分かる。いずれも素晴らしい教会と古い歴史のある町である。

次にホテル選び
 8月17日  リンカーン のThe Lincoln Hotel (一泊朝食付きで 70ポンド)
 ネットで、Welcome to Lincolnshire Tourism - your complete guide to Lincolnshireからみつけた。

 8月18日 ウインチェスターの WESSEX HOTEL(一泊朝食付きで 19100円)
  これは、日本のサイト。 海外ホテル予約・比較 アップルワールド.com
アップルはこれまでにも使ったことがあるが、リンカーンのように小さい町は扱っていないのでまず、英国政府観光局 http://www.visitbritain.com/VB3-en-gb/default.aspx から入って、地方の観光局の where to stay から探した。
分かりやすいとはいえないが、地図も出ている。私は駅から遠くても観光スポットに近いところを選ぶことにしている。アップルには口コミ情報も載っている。リンカーンは場所と値段で決めた。

19日のホテルも早々と、決定のお知らせを旅行社からいただいた。
ダニュービス・リージェンツ・パーク (一泊朝食付きで16500円+5250円) 

列車はそれほど長距離を乗るわけではないので、その都度キップを買うつもりでいたが、調べてみると、ノーマルのスタンダード料金よりも安くブリットレイルパスの一等(ただし私はシニア)が買えることが分かった。
7月25日  HISで ブリットレイル・イングランド パスを申し込む。(現金先払い)
一週間くらいかかるそうだ。
4日間用で、シニアの一等、24200円
7月28日に、取れた、という電話。 もう少し早く頼んでおいた方が安心だろう。

旅行社からの、旅程表は出発10日前に届いたが、それには、一人残ったときのための緊急連絡先などのお知らせも入っていた。受け取ったときには、これが必要な事態が起こるとは思っていなかったのだが、、。

なお、私は去年から、携帯電話は国際ローミングができる機種を使っている (機能がプラスされるだけで、ふだんの使用料などは他の機種と同じ)。 慣れない電話を使う苦労もないし、何よりも家族にとって居場所が確認できる、というのは安心なことだと思う。イギリス〜日本で、一分250円。所在確認には一分で充分。もっとも簡単にかかりすぎて今回は使いすぎ。請求書をみて、ちょっとびっくり。

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