2日目

 そのⅡ

 ゼルム



ゼルム Selm
 
カッペンベルク城  Schross Cappenberg

 
 

途中、高低差は全く感じなかったがここは三方を谷に囲まれていて
60mくらい高くなっている。ベルク(Berg 、山)なのだ。

1150 ごろ、お城の門の前に到着

昼食後 城内のシュティフト教会に行くことになっている。

右写真はgoogl mapから

シュティフトという名が示すように、ここは昔修道院があった。

ドイツで最初のプレモントレ修道会教会である。
プレモントレ会とは、
シトー会に倣い、清貧を旨とし、簡素な食事、手の労働を重んじる修道会で、
聖ノベルトによって1120年フランスのプレモントレで始められた。
  

昼食は この公園のようなお城の敷地内にあるレストラン

Café Alte kegelbahn

http://www.cafe-kegelbahn.de/index.html





 
 左手がレストラン

ジャガイモのスープ、牛肉のボイル、ポテト添え
デザートのパンナコッタの写真は 撮り忘れ

   
   
 
 
Cppennberg Klosterkirche
https://www.ruhrgebiet-industriekultur.de/schloss-cappenberg.html
(開基1122,起工1122、完成1130年代、
アプシス新築、長廊袖廊穹窿1387頃)
   
 右が 教会
身廊 

身廊は14世紀ゴシックであるが、側廊との境のアーチなどはロマネスクだ。

上に掲げられている十字架1225年頃? 4釘タイプである。(4釘とは足それぞれに釘、3釘だと足を重ね合わせることになり、より苦しそうになる)薄れかけた天井画もいい雰囲気(12世紀)。

   
   

そうして、ここの宝物はステンドグラスも美しい。

 
 

バルバロッサの頭(Barbarossakopf1160頃、31. 4cm、青銅鍍金

皇帝フリードリッヒ一世(バルバロッサ)の頭部肖像を改造してヨハネの聖遺物容器としたもの。オットー・カッペンベルクはフリードリッヒの洗礼代父で、オットーは1156年以来この教会の首席司祭だった。

像は 天使に支えられてローマの城壁からせりあがっている。 これはローマに対する帝国の支配要求の象徴だそうだ。

   
   

大きな目で威厳があるが、見る方向によっては少し愉快な顔にも思えた。

横には少し後の時代の横臥像があった。右手の十字架型のところに 頭部像を載せてかざっていたらしい。

 
 

説明は忘れたが これはフリードリヒの洗礼聖皿のようです。(本物はベルリン)

この教会の案内をしてくださった 聖職者の方は とてもあいそがよくて、次々と見せてくださる。 
これは 洗礼盤ね、などと言いあっていると蓋をとって中までみせてくださる。修道士席(1509年ごろから)も。 

   
 フリードリヒの洗礼聖皿  

それに所蔵する絵画の説明も、いつまでも話していたそうだった。聖職者席の彫刻ってどうしてこうおかしなものが多いのか?

   
   
珍しいと思ったのは、お花や果物を並べた床の飾り。
 
 

気持ちのよい緑の中を門まで戻って 

14351530 バスで ゾーストへ