バルト三カ国の旅


2013年5月28日〜 6月8日



  
 
 
  
 
 
 
 
今回の旅はバルト三カ国、エストニア・ラトヴィア・リトアニアである。

十数年前にみた映画『パン・タデウシュ物語』それと同じころに読んだ『北の十字軍』山内進著、の舞台がずっと気になっていて、いつか機会があればこれらの三カ国に行ってみたいものだと考えていた。

『パン・タデウシュ物語』はポーランドの作家ということになっているが、リトアニア支配下のベラルーシ生まれであるアダム・ミツケヴィッチの作品をアンジェイ・ワイダ監督が映画化したもので、舞台はリトアニアである。その風景、館など(もちろんセットだと思うが)がすてきで似たような所をいつか見たいと思っていた。

『北の十字軍』はプロイセンももちろん含まれているが、司教、十字軍、騎士団による北東ヨーロッパ支配の話である。ここではラトヴィア、エストニアに対する支配の名残りであるお城やドイツ人による町作りをみてみたい。

そのほか、最近出た本としてはタリンの〈死の舞踏〉について書かれた『「死の舞踏」への旅』や『エストニア紀行』がある。それに去年ある機会にアルヴォ・ペルトというエストニアの作曲家を知った。
バルト三カ国への旅の機は熟したのである。アルヴォ・ペルトの
CDを聴きながら旅へのおもいを深めていった。
ガイドブックを求めて読んでみると、これらの町は手作り雑貨の宝庫らしい。買い物も楽しみだ。

古くからある町は歴史抜きには語れません。それが次々と異民族の支配を受けたとなると、その歴史は煩雑にならざるを得ません。歴史の書き方に悩みました。関連ある場所で記すのが一番と考えましたが、煩わしく思われる方もいらっしゃるでしょう。それで歴史や国の情勢に関するところは色を変えました。また本によってある事柄の年代のずれや見方が違うものもあります。そのあたりは私が適切と思われるように処理したところが多々あります。詳しくは最後にあげた 参考にした本 をお読みいただければと思います。
 

 
はじめに  
 1日目  成田〜モスクワ〜 リーガ
2日目 そのT リーガ滞在 市内観光 アールヌーボー建築群 市場 聖ペテロ教会など
      そのU         市内観光  聖ヤコブ教会 大聖堂など
 3日目 そのT  リーガ〜十字架の丘
      そのU      パランガ 〜クライペダ
 4日目  クライペダ〜ニダ  (トーマス・マン博物館)
 4日目ーU          ニダ(砂丘)〜カウナス
 5日目  カウナス〜ヴィリニュス  (カウナス)
5日目ーU  ヴィリニュス
 6日目  ヴィリニュス滞在  トラカイ城へ
 6日目ーU  ヴィリニュス市内フリータイム ベルナルディン通り 聖アンナ教会など
 7日目  ヴィリニュス〜(ラトヴィア)ルンダーレ城から スィグルダ
 7日目ーU                     トゥライダ城 〜 スィグルダ
 8日目  スィグルダ〜ツェスィス〜(エストニア)パルヌ〜サーレマー島
 8日目ーU  パルヌ
 8日目ーV  サーレマー島  カルマ教会
 9日目  サーレマー島〜ムフ島〜タリン  アングラ風車群、カルヤ教会
 9日目ーU          クレッサーレ城〜ムフ島〜 タリン
 10日目  タリン市内観光    歌の原  トームペア  街歩き
 10日目ーU  タリン市内フリー観光   ニコラス教会
10日目ーV  タリン市内観光 
 11,12日目  タリン〜モスクワ〜成田
  おわりに  


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